シン・エヴァンゲリオン感想

※ 本記事はシン・エヴァンゲリオン劇場版のネタバレを多分に含みます。

本記事では「旧作」を「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」と定義する。
また、本記事は自己理解に依る記述があることをご了承願いたい。

総評

僕はシン・エヴァンゲリオンを高く評価している。それは以下の2つの理由による

各人の幸せがおおよそ可視化されたこと、について

旧作でのシンジは補完計画の中心として、他人への恐怖を覚えぬ世界(補完計画の完成)か、いままでと同じく他人への恐怖を抱く世界(補完計画の否定)かのどちらかを選ぶことになる。他者を恐れる彼が己と向き合った末に、「他者とはわかりあえるかもしれない」と補完計画を否定しその先へと足を踏み入れた。そしてその先にあったのは他者からの(への)拒絶である。彼は幸せへの道筋を見たかも知れないが幸せを掴んだわけではなかった。ゲンドウはシンジと同じように他人を恐れていてシンジとわかりあえずユイとの再開を果たせぬまま殺された。アスカは結局誰かの承認を得ることなく、エヴァシリーズに惨敗したのだからたまったものではないだろう。
さて、今作でのシンジは他者の幸せを自身の幸せと確信し、補完計画の中心として他のエヴァパイロットの幸せを望み、エヴァが必要のない人が人らしく生きられる世界を望んだ。その結果としてアスカは拠り所を見つけ、カヲルも自身の幸せはシンジの幸せと理解した(レイについては正直良くわからなかった。シンジがエヴァに乗らなくて良いようになったから良いのかな…)。 また、シンジは同じように他者を拒絶してユイに依存していたゲンドウと対話することで、彼の幸せを引き出した。そしてゲンドウは最後にユイの開放を成し遂げたのだ。
こうしてそれぞれの幸せが可視化されていたことに僕は満足を覚えた。
その一方で、ミサトは惜しかった。彼女はシンジに重責を負わせたことを悔やみ続けており、その経験もあってか息子から遠ざかる道を選んだ。最終的にシンジが立ち直り自ら贖罪のためエヴァに乗る決意をしたこと、そして自身の願いを彼に押し付けるのではなく託すことができたことで彼女はその重荷を下ろすことができた。しかし、最終的に自ら一方的に縁を切った息子への後悔は拭えずに終わってしまったのだから。
ここまでぐだぐだ書いてて気づいたが、結局の所、僕はシンジが幸せを掴むことができたことが嬉しかっただけなんだろうな。

エヴァンゲリオンと決別したこと、について

副題にもある通り、本作はエヴァンゲリオンの決別を描く作品であった。それは劇内の「兵器」としてのエヴァンゲリオンだけでなく、「作品」としてのエヴァンゲリオンも含意する。 本作で語られているのは、旧作の世界も本作の世界も、とあるゴールに向かう輪廻の一部であるということである。これの意味するところは、シン・エヴァンゲリオンは旧作の完結も描いたということだ。もちろん、旧作が終わっていなかったという話ではなくて、あれはあれで一つの終局の形である。しかし、監督としても後ろ向きな終局だけでない終局がほしかったのだろう。 序から始まる新劇場版はTVシリーズと旧作の流れを無視して完全に新規に作ることもできたろう。しかし、そうではなく新規に作り直すどころか旧作を一部として取り込んでいる(プロジェクトが立ち上がった段階でどのくらい意図されていたかは不明だが、結果としてそうなったのだ)。監督が旧作を踏まえたこと(旧作への未練すら感じることができたこと)やもう一度終局へと導いてくれたことに、旧作を何回と見直した僕は深い感銘を受けたのだ。
(ここで旧作の終局を否定的に書いているようであるが、僕はあれも好きである。心の壁がある限り他者への恐怖が潰えることはないが、シンジはやや前を向いたのだから)

映画の最後にスクリーンの右下に表示された「終劇」の文字は、僕に晴れやかな気持ちをもたらしてくれたのだ。ああ、すべてが終わったのだと。

エヴァンゲリオンを初めてみたのは中学生の時だった。TVシリーズを何週か見たがあまり良くわからなく、登場人物は嫌いな奴らばかりだった。旧作も10回以上は見たと思うが、あの終局に納得いっているのか自分でもよくわからなかった。結局、エヴァンゲリオンという作品が好きか嫌いかわからずにいた。
でも、シン・エヴァンゲリオンを見てはっきりした。エヴァンゲリオンという作品を知れて良かった、と。

ありがとうエヴァンゲリオン

雑感

  • トウジとケンスケが生きてるの嬉しくなっちゃったし、トウジが医者やってるのも委員長と結婚してるのも良すぎる
  • ケンスケがうつ状態シンジに対してあまり干渉することなく、何もせず何も言わずにいる状態も「今はそれでいい」と認めてくれるの優しいし、トウジは初号機のせいで妹怪我させられてて更に親をも失っているのにも関わらずシンジの生還を心から喜ぶのも器がでかくて泣いちゃう
  • シンジの自己評価の低さと他人の優しさとのギャップでめちゃくちゃ苦しむの、正直気持ちがわかってしまうので見てて辛かった
  • 最初の戦闘シーンから一変して、旧に文化レベルが下がった村での無知で無垢な綾波(のそっくりさん)が農業をするシーン、カントリーな音楽と相まって見ててめちゃめちゃ気持ちよかったな、エヴァンゲリオンでこんな爽やかなシーンが見れるとは
  • 綾波(そっくりさん)が村での生活の中で色んな人たちと触れ合って人間らしくなっていくの良すぎるし、見てて正直めちゃめちゃかわいかったな。エヴァのキャラをかわいいって思ったこと全然なかったんだけど、綾波かわいかった
  • シンジに対して泣きつくサクラに、アスカが女房かよって突っ込むの普通に笑っちゃった
  • 命の恩人であり親の仇でもあるシンジのことを憎んでるんだけど完全に敵視してるわけでもなくて、シンジが苦しい思いもするのも嫌なんだけど、エヴァに乗るとシンジも自分らもろくなことにならなそうだからエヴァだけはどうしても乗ってほしくなくて、っていう複雑な思いを処理できず混乱してるサクラが本当にいたたまれなかった…
    • なんかサクラは言動が理解できなくてやべー女扱いされてめちゃくちゃ人気が出てるらしくて笑ってしまった。わかる…
  • シンジがエヴァに乗るって言ってるのに「碇さんはエヴァには乗りません」って断言するサクラにめっちゃ違和感あって、見終わったあとに気づいたんだけど、(いまから怪我させてエヴァを操縦できないようにするから)碇さんはエヴァには乗らんのです、ってことか。やべぇ…
  • 最終的にサクラがどうなったか教えてほしい
  • ヤマト作戦が始まったあとの、砲撃とか言って戦艦撃ち出すのとかエヴァなんとかシリーズとか言って無限にエヴァが出てくるのとかいきなり槍作り出すのとかシンクロ率が無限大になるとか、そういうスケールのデカさで解決する感じにガイナックスの息を感じてしまう。シン・グレンラガン
  • マイナス宇宙で量子テレポート繰り返すゲンドウ、字面と絵面がシュール過ぎて笑うだろあんなの。やりたい放題にも程がある
  • アスカのコピーを作ったの、使徒化したアスカを補完計画に利用するとかの色々な目的があるんだろうけど、「惣流・アスカ・ラングレー」から「式波・アスカ・ラングレー」への名前を変更したことへのメタファーと言うか手向けと言うか、とにかくそういうのを感じてしまう
  • ゲンドウがリツコに撃たれるのめっちゃ良い。旧作でリツコがゲンドウに撃たれて死んだのと対比になってる
    • 他にもそういう旧作のオマージュみたいなのたくさんあって見てて気持ちよかった
  • シンジとゲンドウがエヴァに乗って色んな場所でチャンバラし始めたときは、これこれこれこれこれこれなんだよな~、これが見たかったんだよな~、ってめっちゃ興奮してしまった。
  • 初号機が自分と十三号機を貫いたあとに、色んなエヴァが串刺しにされていくシーン、やりたいことはわかるんだけどダサくて笑った
  • リリスの顔面の綾波が普通に気持ち悪くて嫌だった。旧作はでかい以外普通の綾波だったじゃん、あれみたいな感じじゃダメなの
  • 真希波・マリ・イラストリアス、結局どういう存在なのか全然わからんかった、なんで日本に不法侵入したかわからんし、NERVでエヴァパイロットやってた理由もWILLEについた理由もわからなすぎる、あの女なんなんだ~
    • そもそも年齢はいくつなんだ。エヴァパイロットだとするとシンジと同年齢になると思うんだけど、ゲンドウの回想に出てきてんだよな。そうなるとシンジよりだいぶ年上になる気がする。ゲンドウと一緒に居たのがマリの母親だったとか考えた場合、冬月を「先生」呼ばわりしてるのが納得いかないし…
  • イスカリオテのマリアって名前めちゃくちゃしびれてしまった。救世主を産みし者と救世主を裏切りし者の名前の融合
    • 補完計画の中心を救世主と考えた場合、もともと補完の中心としてエゴを達成しようとしたゲンドウを裏切り(裏切りって言い方はちょっと違うかもしれんが)、新たな補完計画の中心であるシンジを導いたマリを表してるなって思った
  • マリがシンジを迎えに行くシーンの絵コンテのやつとか、エンディングの実写のシーンとか、旧作のセルフパロディと言うか自虐みたいに見えてしまうのは穿った見方だろうか
  • 最後の見せ場で帽子を脱ぎサングラスを外し髪を解いたミサト、かっこよすぎんだよ。ミサトめちゃくちゃいい女だ
    • BGMが完全にAerosmithのI Don't Want to Miss a Thingだったな
  • この結末を導くにあたっていくつか強引なところもあったとは思う。シンジはカヲルとの死別と自身の過失から立ち直る必要があったが、その立ち直りがあまりにも急すぎた(きっかけが綾波コピーの言葉しかないように見え、きっかけとしては弱いように見える)し、WILLEや第三村の人たちも崩壊した世界を受け入れて前進しようとしていた(絶望のコンティニュー)のにもかかわらず、シンジは槍の力で世界を書き換えてしまった。よって(当然ではあるが)すべての人が望んだ世界にはなっていないだろう。
    • 目の前で綾波を失っても凹まず最終的にヴンダーに乗るとか言いだすシンジ、急に強くなりすぎだろ。何があったんだよ

C97で新刊出します(サンプルあり)

やくもです。

サークル「山梨のけんざかい」としてC97にサークル参加します。

今回は、弊サークルで作成している「森久保が学ぶ確率論」シリーズの新刊を出します。

「森久保が学ぶ確率論」とは

このシリーズは、「アイドルマスターシンデレラガールズ」に登場する「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は菊の花」を体現したようなアイドルの「森久保乃々」に数学を教えてあげるなら、という妄想を読み物にしたものです。
内容は、確率論について対話形式で解説していくといったものです。
森久保乃々は14歳であるため、内容はそこまで高度にしていない(つもりです)ので、確率論・統計学に造詣が深い方には物足りない内容かなとは思います。

新刊について

シリーズ新刊は、「森久保が学ぶ確率論 ~ランダムウォーク~」というタイトルになります。 表紙はこんな感じです。

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本文の内容はこちら。

タイトルの通り、基礎的な確率過程であるランダムウォークについて書いています。
サンプルのPDF(Dropboxリンク)を本記事の最後に添付します。どうぞご覧ください。
値段は600円(予定)です。
興味を持っていただけたら、ぜひ「山梨のけんざかい」まで遊びに来て下さい!

頒布情報

サークル名: 山梨のけんざかい
日時: 12月30日 月曜日(3日目)
場所: 南地区 ヘ-38b
f:id:yakumo890:20191221210329p:plain

頒布物:

  • 森久保が学ぶ確率論 ~ランダムウォーク~(新刊)
  • 森久保が学ぶ確率論 ~分布と密度~(既刊)

※既刊は余りのみを持っていくので、数量は新刊より少ないです。

サンプル

リンク先から新刊、既刊のサンプルPDFを閲覧できます。
本PDFの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用はご遠慮ください。

新刊

www.dropbox.com

既刊

www.dropbox.com

C96で新刊出します(サンプルあり)

やくもです。

サークル「山梨のけんざかい」としてC96にサークル参加します!

今回は、弊サークルで作成している「森久保が学ぶ確率論」シリーズの新刊を出します。

「森久保が学ぶ確率論」とは

このシリーズは、「アイドルマスターシンデレラガールズ」に登場するめっちゃかわいいアイドルの「森久保乃々」に数学を教えてあげるなら、という妄想を読み物にしたものです。
内容は、確率論について対話形式で解説していくといったものです。
森久保乃々は14歳であるため、内容はそこまで高度にしていない(つもりです)ので、確率論・統計学に造詣が深い方には物足りない内容かなとは思います。

このシリーズは、過去にC94にて以下の2冊頒布しています。

  • 森久保が学ぶ確率論 ~確率論の基礎~
  • 森久保が学ぶ確率論 ~共分散の基礎~

ちなみにC92で、このシリーズの原点となる本を頒布していますが、それをリメイクしたものが上記の「~確率論の基礎~」です。

新刊について

シリーズ新刊は、「森久保が学ぶ確率論 ~分布と密度~」というタイトルになります。 表紙はこんな感じです。

f:id:yakumo890:20190801224406p:plain

本文の内容はこちら。

  1. 確率分布とは
  2. 二項分布
  3. 確率分布の性質
  4. 標準偏差と偏差値
  5. 正規分布
  6. 極限
  7. 確率密度関数
  8. 大数の弱法則

だいぶ仰々しい内容だと思いますが、そこまで深く掘り下げていなく表面をなぞる感じで書いています。
本作は「~確率論の基礎~」の内容を踏まえています。しかし、こちらの内容を読んでいなくても、場合に数による確率の計算、期待値、分散の基礎知識があれば読めると思います。
サンプルのPDF(Dropboxリンク)を本記事の最後に添付します。どうぞご覧ください。
値段は600円(予定)です。
興味を持っていただけたら、ぜひ「山梨のけんざかい」まで遊びに来て下さい!

頒布情報

サークル名: 山梨のけんざかい
日時: 8月11日 日曜日(3日目)
場所: 西地区 お-27b
f:id:yakumo890:20190802202045p:plain
頒布物:

  • 森久保が学ぶ確率論 ~分布と密度~(新刊)
  • 森久保が学ぶ確率論 ~確率論の基礎~(既刊)
  • 森久保が学ぶ確率論 ~共分散の基礎~(既刊)

※既刊は余りのみを持っていくので、数量は多くないです。

サンプル

リンク先からPDFを閲覧できます。
本PDFの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用はご遠慮ください。 www.dropbox.com

エラー処理のエラー処理

ちょっとした小話。

RtlNtStatusToDosError

RtlNtStatusToDosErrorという関数がある。NTSTATUSをWin32のエラーに変換する関数だ。
こいつをエクスポートしているのはntdll.dll、つまり明示的リンクからのアドレス取得という処理が必要になる。

using _RtlNtStatusToDosError = ULONG(*)(const NTSTATUS Status);
auto hNtdll = GetModuleHandle(L"ntdll.dll");
auto RtlNtStatusToDosError = (_RtlNtStatusToDosError)GetProcAddress(hNtdll, "RtlNtStatusToDosError");
auto err = RtlNtStatusToDosError(STATUS_UNSUCCESSFUL/*=0xC0000001*/);

ところで、RltNtStatusToDosErrorのラッパー関数を作ったとしよう。

ULONG NtStatusToDosError(NTSTATUS Status)
{
	using _RtlNtStatusToDosError = ULONG(*)(NTSTATUS Status);
	auto hNtdll = GetModuleHandle(L"ntdll.dll");
	auto RtlNtStatusToDosError = (_RtlNtStatusToDosError)GetProcAddress(hNtdll, "RtlNtStatusToDosError");
	return RtlNtStatusToDosError(Status);
}
エラー処理のためのエラー処理

上記コードは一見良さそうだが、よくよく考えるとGetModuleHnadleだってGetProcAddressだって失敗することがある。
つまり、この関数自体が失敗したことを想定することもできる。
じゃあ、この関数を改変して、返り値を関数が成功したかどうかにし、GetLastErrorでエラーを取得できるように変更しよう。

BOOL NtStatusToDosError(NTSTATUS Status, ULONG* DosStatus)
{
	using _RtlNtStatusToDosError = ULONG(*)(NTSTATUS Status);
	auto hNtdll = GetModuleHandle(L"ntdll.dll");
	if (hNtdll == NULL)
	{
		SetLastError(GetLastError()); //わざわざこんなことをする必要はないがわかりやすさのため
		return FALSE;
	}

	auto RtlNtStatusToDosError = (_RtlNtStatusToDosError)GetProcAddress(hNtdll, "RtlNtStatusToDosError");
	if (RtlNtStatusToDosError == NULL)
	{
		SetLastError(GetLastError());
		return FALSE;
	}

	*DosStatus = RtlNtStatusToDosError(Status);
	return TRUE;
}

これで、失敗したときの備えも出来た。

でも、RtlNtStatusToDosErrorの用途の殆どはエラー処理である。
上記のコードを書いた場合、エラー処理中に別のエラー処理をする必要があることになる。
下手すれば永遠にエラー処理することになるんじゃないか。

余計な心配はしなくていい

とてもとても元も子もないことを言うが、今回のコードに関しては余計なエラー処理はいらないはず。

まず、GetModuleHandle(L"ntdll.dll")についてだが、ntdll.dllはWindowsのプロセスなら必ずロードされる。
そのため、ハンドルが取れないなんてことはないはずだ。
万が一こいつが失敗した場合、LoadLibraryを使ってntdll.dllをロードすればいい。流石にWindowsでntdll.dllが環境に存在しないなんてことはないはずだ。
少なくともXPの時代からあるDLLであるし、Windows10にもある。kernelbase.dllやadvapi32.dllのようにwindowsのバージョンアップに伴い増えたシステムのDLLはあれど、
システムのDLLが減るということはありえないんじゃないか。ましてや、ntdll.dllはシステムコールを含んでる。こんなDLLをWindowsのバージョンアップで消し飛ばすわけがない。

次に、GetProcAddressだが、エクスポート関数を増やすことはあっても消すことはないだろう。
だから、エクスポート関数のアドレスが取れないことはないんじゃないか。

ただ不安があるとすれば、ntdll.dllのエクスポート関数は基本的に非公開関数だということ。
非公開関数は公開関数とは違い、使用するユーザに全責任がかかる。仮に、関数のインターフェースをMicrosoftが勝手に変更してプログラムがクラッシュしてもMicrosoftに非はなくユーザは泣き寝入りすることになる。
(まあ、そのためのInsider previewなのだろう)
RltNtStatusToDosErrorはまだ明確にドキュメント化されている(RtlNtStatusToDosError function (Windows))し、インターフェースもシンプルだから
NtCreateProcessやNtCreateFileなんかよりはインターフェースの変更の可能性が限りなく低い。
GetProcAddressが失敗する心配はないだろう。

結局こんな感じでいい。

ULONG NtStatusToDosError(NTSTATUS Status)
{
	using _RtlNtStatusToDosError = ULONG(*)(NTSTATUS Status);
	auto hNtdll = GetModuleHandle(L"ntdll.dll");
	if (hNtdll == NULL)
	{
		hNtdll = LoadLibrary(L"ntdll.dll");
	}

	auto RtlNtStatusToDosError = (_RtlNtStatusToDosError)GetProcAddress(hNtdll, "RtlNtStatusToDosError");

	return RtlNtStatusToDosError(Status);
}

なによりも普通にコーディングしてて、Rtl~を呼び出すことなんてない。

最後に

勝手に問題を提起して勝手に解決し、挙句の果てに不必要な議論だったことにしてしまった、変な記事になった。
今回やりたかったのは、エラー処理のためにエラー処理が必要になる場面に遭遇した時どうするんだっていう、まあ一種の思考実験なわけだ。
…実際にそんなシチュエーションあるかわからんけど。

こうしてまたこの世から、

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を1つ消し飛ばした。90日間限定だけど。

シンデレラ5thツアーについて

やくもです。
8/13をもって、「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!」全公演が終了しました。今回はその感想を簡単に話したいと思います。

さて、5thツアーのテーマは「奇跡の大行進」でした。
今回のツアーでは、開演時に旗を持ったアイドルたちが曲に合わせてパレードを行うという演出が一貫して行われました。これが「大行進」の由来であります。
では、今回のツアーにおいて「奇跡」とは何だったのでしょうか。
自分は次の2つだと思っています。

  1. 新しいアイドルの参加
  2. オリジナルのいない楽曲の披露

それぞれについて自分の考えを述べたいと思います。

新しいアイドルの参加

今回のツアーでは、千秋楽であるSSA公演Day2以外には周年ライブ初参加のアイドルがいらっしゃいました。

公演 初参加アイドル
宮城 早坂美玲、難波笑美及川雫
石川 森久保乃々、佐藤心
大阪 椎名法子道明寺歌鈴
静岡 脇山珠美
幕張 三船美優、水本ゆかり
福岡 依田芳乃、上田鈴帆
SSA Day1 浜口あやめ十時愛梨

公演を重ねるごとにどんどんアイドルが増えていくこの様子が、奇跡の一つだと思っています。
少し、4thライブSSA公演1日目「brand new castle」の話をします。この公演ではサブタイトルの通り比較的新参のアイドルたちが舞台を披露していました。周年ライブに初期から参加されていたアイドルや、アニメで活躍されていたアイドルがほとんどいないこの公演は、"誰もがシンデレラ"であるシンデレラガールズのすそ野の広さを表すものでした。
5thツアーでたくさんの初参加アイドルが登場したことは、brand new castleが示唆したメッセージを実地に表すものだったのではないでしょうか。

第6回総選挙で5人のアイドルが新たに声がつくことが決まっていますし、CINDERELLA MASTERもこれからまだまだ制作されて新たなアイドルに声が付くと思います。美玲のようにサプライズボイスが付く可能性もあります。これからもどんどんライブに出ることができるアイドルが増えていくでしょう。
まだまだアイドルが増えていくことがシンデレラガールズの趨勢であり、増えていけることが奇跡なんだと思います。

これからもプロデューサーとしてファンとしてアイドルが増えていく様子を見届けていきたいものです。

オリジナルのいない楽曲の披露

公演中に何度も、オリジナルのアイドルを抜きにした楽曲の披露が行われていました。以下にいくつか例を載せます。

楽曲 披露したアイドル オリジナル
私色ギフト 宮本フレデリカ、森久保乃々、佐藤心龍崎薫 城ヶ崎美嘉城ヶ崎莉嘉諸星きらり赤城みりあ
Wonder goes on!! 松永涼椎名法子塩見周子片桐早苗 前川みく多田李衣菜安部菜々木村夏樹
心もよう 脇山珠美大和亜季、乙倉悠貴 島村卯月渋谷凛本田未央
この空の下 双葉杏、橘ありす、塩見周子 アナスタシア、新田美波神崎蘭子

自分は、このオリジナルがいない楽曲こそが今回のツアーで重要な要素の一つであり、奇跡の一つだと思っています。

この公演を通して、シンデレラガールズの楽曲は誰にでも歌えるということを示したのではないでしょうか。
ツアーの中でのおそらく一番の目玉であった、DJぴにゃによるメドレーは特にそのことを表していたと思います。森久保乃々の「あんずのうた」、神谷奈緒の「Never say never」、上条春菜の「おねだりShall we~?」、向井拓海の「Can't stop!!」、new generationsの「Trancing Pulse」...、と様々なリミックスが披露されました。
アニメ円盤の特典に、CINDERELLA PROJECTのソロ曲を他のメンバーがソロリミックスをするというCDがついていました。それは序の口で、新たなソロリミックスが今回のメドレーで聞くことができました。さらに、new generationsのTrancing Pulseのような、オリジナルメンバー以外は歌わないと思われていたような楽曲も容赦なく他のメンバーによって披露されました。これはまさしく奇跡と言えるでしょう。
シンデレラガールズは、これからもどんどん楽曲が増えていきますが、こういった"多様性"が見られるのもシンデレラガールズの大きな魅力であると思います。これからも様々な楽曲が聴けることを楽しみにしましょう。

おわりに

奇跡の大行進は、埼玉に旗を着地させることによって完遂されました。自分は7公演(厳密には石川2日目以外)を現地及びLVで参加しましたので、宮城から次々に旗が渡されていく様子と、最後に着地する様子をこの目で見ることができました。各地で公演をするために頑張ってきたアイドルたちの思いが詰まった大行進を最後まで見届けることができて本当に感無量でした。

また、自分はこの4ヶ月間、ほぼほぼライブとコミケのために生きてきたので、このライブが終わったあとは虚無感に包まれて、なにもできなくなるのではないかと思っていました。しかしライブを終えて感じたのは、奇跡の大行進の終わりがシンデレラガールズの終わりではないということ。シンデレラガールズモバマスデレステを中心としてコンテンツが展開していきますし、今年の10月にはシンデレラ劇場のアニメも始まります。6周年記念イベントもあれば、単独ドームライブの開催も決定されました。
シンデレラガールズはこれからもどんどん展開し、アイドルたちはどんどん前へと進んでいきます。「昨日の目的地、明日には通過点」という歌詞の通りです。自分一人が足を止めている場合ではありません。自分も今までと同じように自分の人生を歩んで、またアイドルたちに会いに行くだけです。

最後に、今回の公演で奇跡を見せて下さったアイドルの皆様、スタッフの皆様、シンデレラガールズを盛り上げてくださったプロデューサー・ファンの皆様、一緒にライブを見に行った友人の皆様にはこの場で感謝の気持ちを述べたいと思います。

本当にありがとうございました。




エスセレンディピティ

C92の反省

やくもです。

8/13にC92に初サークル参加したので、今回はその話です。

C92の反省

はじめに、今回のサークル参加した結果ですが、10部出品して、
完売しました!!!
お手に取ってくださった方ありがとうございました!!!

本当にうれしいです。

ジャンルが評論で初参加だったので正直1部も捌けないと思っていたのですが、すぐに捌けてとても驚きました。
評論系にも人はたくさん来ていたので認識を改めないとなと思いました。

さて今回作成した本は、失敗が多かったのでその反省をします。

表紙がだめ

宣伝の記事(C92にサークル参加します - yakumo's memo)にも貼っている表紙の画像です。
f:id:yakumo890:20170813023723p:plain

実際に作成されたものは、背景の薄い数式が全く刷れていなくただの白背景になってしまいました。もっと濃い色の文字にしないとだめだったようです。
本当は、表紙にイラストを入れようと描こうとしてたのですが、描けね!と言って断念しました。練習します。
また、真っ白な背景に"森久保が学ぶ~"と書いていますが、森久保乃々要素が一切なく本名も書いていないので、森久保が誰なのか表紙からわからないという問題もあります。ブースに来てくださった方は大方、乃々のことだとわかって来てくださっていたようですが、ちゃんと乃々要素を入れないといけないと思いました。
森久保祥太郎の事だと思った方、すみませんでした。

ヘッダーがおかしい

本の中にはヘッダーを入れていますが、よく見たらおかしいことになっています。本をステープラーで閉じている時に気づきました。
本来であれば、左ページの左上"ページ数 章題"、右ページの右上に"ページ数"を表示する予定でした。
f:id:yakumo890:20170815030337p:plain

しかし、実際に印刷した時に逆になっていました。
f:id:yakumo890:20170815030550p:plain

おそらく、表紙を入れた関係で偶数ページと奇数ページが逆転したんだと思います。

組版のフォーマットを見直します。

内容に不足があった

古典確率論の話をしているので場合の数を使うのですが、場合の数についての話を載せていなかったです。

森久保乃々に確率論を教える本なので、内容的に中学生にもわかるように書いてたつもりです。そのため、中学生がまだわからないであろう集合論についての基礎知識については1つの章として載せました。
それと同様に中学生相手なら、場合の数についても説明をするべきだったと思っています。なんの説明もなしに場合の数を使っているので、読者は混乱していまうかもしれません。

次出すときに余裕があれば、場合の数の話をするだけの本も出したいですね。

コピー本なのに分厚い

今回出したのは中綴じのコピー本でしたが、その割にはページ数が結構ある本になりました。
同じサイズの紙をただ単に閉じたので、段差ができてとてもページがめくりにくくなっていました。
実際、スタッフの人も中身を確認する時にめくるのに苦労していたようです。

コピー本作ってみたかったや、初参加だからなどの理由で印刷所には頼まなかったのですが、
次からは印刷所に頼もうと思います。

レビューしてくれる人がいない

今回の本は全部一人で作りました。そのため、本のレビューとかしてもらっていません。
誤字脱字や文章が崩れているところなどは自分が気づいた限りは直したのですが、他にレビューしてくれた人がいないためまだまだ間違いが残っているかもしれません。
それと本の内容は数学的事実を述べているので、それが正しいかのレビューも誰からも受けていません。間違った内容をそのまま世に放ってしまったかもしれないという心配はあります。

自分の周りにそういうことを頼める人があまりいませんが、せめて誰かに文章の校正ぐらいは頼もうかと思います。

とにかく行き当たりばったりだった

確率論の本を作るというざっくりした目標だけで作っていたので、途中でだいぶ行き詰まりました。
最初はよくある数学書みたいに堅苦しい感じに事実を列挙していく形式にしようとしていたのですが、面白くないだろと思って会話形式のライトな読み物に変えました。
その他にも、内容について何度も変更を行っていたので、製作途中はかなりぐだぐだでした。
ギリギリまで作業していたので、失敗とかもカバーできないということが起こりました。

次からは最初にちゃんと内容決めて作るようにします。

初めて製本をしての感想

製本はとにかく難しかったです。
組版とか印刷とか本の綴じ方とか、とにかく何も知らずに行ったのでとても苦戦しました。
それだけでなく、文章を書くことの難しさも改めて思い知らされました。会話形式ならまだ書けるのではと思いましたが全然見当違いで、形式が何であれ文章を書くのは難しいです。
数学ガールシリーズの著者である結城浩先生が、数学文章作法という本(ISBN-13: 978-4480095251)を書かれているのですが、その本ではたった一つ、"読者のことを考える"というメッセージを訴えています。読者のことを考えて本を書く、一見当たり前のように聞こえますが、これがとても難しい。今回の執筆でどれだけ実践できているかと聞かれると、ほとんど実践できていないのではないかと思います。

また、今回悩んだのは頒布の値段です。全然どうすればいいかわからなかったです。皆さんはどうやって値段をつけているのでしょうか。
正直お金なんてとれるような内容じゃないと思って無料にしようとしてたのですが、
"内容に自信がないからと言って無料で頒布するのは、自分の本に責任を持たないということ"
ではないか思い、有料にしました。100円ではありますが。
値段の付け方はまだまだわかりません。しかし、この問題は同人活動をしていく上では常に付きまとう問題なので、早く解答を見つけたいところです。

初めて同人誌を作ってみてとても苦労しましたが、良い経験も悪い経験もたくさんできたので、やってよかったなと思っています。
C93にも応募しますし、これからも同人活動できたらと思っています。

C92にサークル参加します

やくもです。

C92 3日目にサークル参加するので、その宣伝です。 前日(というかもう当日)に宣伝するのは遅すぎるんですけど、まぁご愛嬌。

概要

サークル名: 山梨のけんざかい

日時: 8/13(日)

場所: 東2ホール S-26a

詳細

コピー本を頒布します。

値段は100円を考えています

タイトルは、「森久保が学ぶ確率論 ~有限の確率~」です。

数学の読み物になります。森久保はアイドルマスターシンデレラガールズの森久保乃々のことで、Pが森久保に確率論教えるみたいな話です。

あんまりアイマス要素はないです。

表紙はこんな感じです。

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あんまり色気もない表紙です。あと森久保要素もないです。自分で表紙描こうと思ったけど結局描けなくて断念した的なやつです。

まぁ、初めて作った本で、頑張って形にしたので優しくしてください。

もしよろしければブースに遊びに来てくださいね。