みくは自分を曲げないよ
この記事はAizu Advent Calendar 2016の18日目の記事です。
前日は@a_r_g_vさん、翌日は@misoton665さんです
この記事では、こじらせたオタクがアイドルマスターシンデレラガールズの前川みくの魅力ついて語るポエムです。
技術の話とか一切ないです。あきらめましょう。
前説
大半のプロデューサー・プロデュンヌの皆様は担当のアイドルが居ると思います。自分の担当がいない場合は見つけたほうがアイマスの世界を楽しめると思います、見つけましょう。
さて、プロデューサー・プロデュンヌの皆様の担当に対する愛を見るのは楽しいものです。表現の手法は様々です。文章で表現、イラストを描く、動画を作成しアップロード等。
ですが、表現の違いは些細なことです。重要なことは皆様が担当アイドルに対してどのような想いを抱いているかを伝えることです。
筆者も受信してばかりでなく発信しようと思いました。こうして自分の担当アイドルの魅力が伝われば嬉しいし、また同じように発信するプロデューサー・プロデュンヌの方が増えて欲しいと思ったからです。
筆者は絵も描けなければ、動画を作成する技術を持ち合わせていないです。うまく正直表現する技法を持ち合わせていませんが、かろうじて文章なら書けるだろうと筆を執りました。
ところで、筆者はデレマスはアニメから入り、デレステをプレイしていますが、一般に言うモバマスは一切プレイしたことがないです。
つまりは一部のプロデューサー・プロデュンヌの皆様から、にわかと罵られても仕方ない状態です。
ですが、にわかだって語ってもいいじゃないかという思いで筆を執っています。間違いがあるかと思いますが、そのときは容赦なく刺してください。
好きなものはバックグラウンドに関係ないしにわかなんて気にしなくていいでしょう。多田李衣菜を見習いましょう。
では、だいぶ長い上に稚拙な文章ですが、読んでいただければ幸いです。
前川みくとは
まずは、この記事の主題である前川みくについて簡単に紹介したいと思います。
プロフィールは以下の通り(デレステより)
項目 | |
---|---|
名前 | 前川 みく |
生年月日 | 2月 22日 |
出身地 | 大阪 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 152cm |
体重 | 45kg |
3サイズ | 85-55-81 |
星座 | 魚座 |
血液型 | B型 |
利き手 | 右 |
趣味 | 猫カフェ巡り |
CV | 高森 奈津美 |
ご覧の通りみくは猫好きで猫キャラです。
生年月日が2/22(にゃんにゃんにゃん)であるとか、星座が魚座とか抜け目ないですね。
ですが魚が大の苦手だったりとギャップも持っています。
ではそんな彼女についての魅力を語りたいと思います。
前川みくの3つの魅力
ここはみくの魅力を3つ紹介したいと思います。
一応弁解しておくと、単に魅力を羅列してしまうと枚挙に暇がなくなり1つ記事に収まらなくなってしまうため3つに絞ったのであり、みくの魅力が3つしかないわけではないです。
さて、筆者が思う魅力は以下の3つです。
- アイドルに対する憧れとプロ意識
- アスタリスクで見せる友情
- みくは自分を曲げないよ
アイドルに対する憧れとプロ意識
みくは子供の頃から可愛い女の子に憧れてました。そのため可愛い女の子の象徴たるアイドルに憧れを抱いていたわけです。
デレステでは以下のようなセリフがあります。
「ねぇPチャン、みくはね、ちっちゃい頃から、ずっとずっと可愛い女の子になりたいって思ってたの。」
「女の子にとってアイドルって憧れだよ。みくもね、可愛いアイドルに憧れてたの。」
この発言からアイドルへの憧れが伝わってきます。
ところで、アイドルマスターに登場するアイドル達は様々な経歴をもっていますが、アイドルに憧れて自らアイドルの道を歩んでいる子はたくさんいます。
彼女が特別というわけではありません。
ですが、彼女はただ単にアイドルに憧れているわけではありません。彼女はアイドルのトップを目指しているのです。
デレステでは以下の発言をしています。
「Pチャンなら、みくを一番可愛いアイドルにしてくれるってことでしょ?」
「でも、みくはアイドルでトップになるから、メイド界にはいけないにゃ!」
「みくもトップアイドルになれるよね!さぁ、みくをトップアイドルアイドルにしたてあげるのにゃ☆」
やるならただやるだけでなく頂点を目指すしている姿勢や、トップアイドルになれるくらい可愛い女の子になりたいという目標設定から見られる意識の高さが魅力の1つだと感じています。
トップアイドルを目指しているアイドルというのも珍しくなく、これでも彼女の魅力を語るには不十分だと考えます。
そこで、デレステでの以下のセリフを引用します。
「アイドルとして成長するためには、なんにでも挑戦する、前向きキャットなの☆」
「みくはアイドルとしてどうすべきか、日々研究してるの。」
彼女はアイドルになるための特訓や、アイドルの仕事そのものに非常に真摯に向き合っています。
アイドルに対する強さの現れですね。こうして強い憧れを見せつけられるとこちらとしてもトップアイドルになれるまでサポートしてあげたいと思わせられます。
また、彼女はアニメの5話でストライキを起こしています。
シンデレラプロジェクトに採用されてからなかなかアイドルとしての仕事がもらえないことや、後から採用されたNew generationsのほう先にデビューしたことに焦りを感じて行動した結果がストライキだったという次第です。
ストライキやデモなどという大きな運動を起こすには大変勇気が要りますし、労力もかかります。
よっぽど実現したい野望がない限りは決起するのは難しいことだと思います。彼女はそこまでしてもデビューをしたかったわけです。
振り返ってみると、筆者が彼女のプロデューサーになったきっかけは、あの泣きながら消え入りそうな声で心境を吐露する彼女の姿を見たときだったように思います。
また、彼女はアイドルに対するプロ意識も高いです。
「憧れのステージに立てるんだから、泣き言は言わないの!アイドルでしょ!」
「ステージは無事に成功したにゃ!楓さんはプロとして必要なことを、したはずじゃないの?」
「みくは失敗するわけにはいかなかったんだもん。失敗したら、カッコ悪いし!」
「ファンたちがあったかく迎えてくれるとしても、それに甘えたくなかった!」
「アイドルのお仕事で手を抜くのなんてやなの!」
以上のセリフからプロ意識の高さが伺えますね。
彼女は根が至って真面目でアイドルになるために必要なことを常に考えているような子です。
そういった性格からプロ意識も芽生え、このような発言をビシッとできるところにも魅力を感じます。
でも、真面目すぎることは時にマイナスになります。
ときには羽目を外してほしいし、余り根を詰めず背負い込まずにいてほしいと願います。
プロデューサーとして、そういったケアをしてあげたいと思うばかりです。
アスタリスクでの友情
みく個人の魅力と言うよりは、彼女と多田李衣菜によるアニメオリジナルユニット、*(アスタリスク)に重点を置いて魅力を語ります。
まずこの二人は全く馬が合いませでした。
李衣菜はロックが大好きでクールでロックな音楽を奏でたい一方で、みくはキュートでセクシーな路線を目指しています。
ベクトルが全く違うため、結成初期には常に喧嘩をしている状況が続いていました。
ユニットとしてのまとまりがなく、二人の仕事がうまく行っていたとは言えませんでした。さらに音楽の仕事もなかなか来ない状況も続いていました。
そんな中で2人に転機が訪れます。プロデューサーのもとに歌手を提供してほしいと言う依頼が舞い込んできました。
急な話のためプロデューサーは断ろうとしますが、みくは独断でこの仕事を受けたいと申し出ます。
当然李衣菜は混乱しますし、プロデューサーもGOサインを出せない状態です。それでもみくは、この仕事を通してユニットを組ませてもらった意味を納得しておきたいと決意を表します。
李衣菜も同じ心境だったようで仕事を引き受けることを肯定し、プロデューサーも承諾します。
このユニットには持ち歌がないため2人で作詞を行うことになります。この経験を通して2人の絆は深まっていきます。
例えば、作詞中に寝落ちしてしまった李衣菜にみくが毛布を掛ける場面がみられます。
他にも目玉焼きには醤油派である李衣菜を受け入れ、目玉焼きに醤油をかけてあげる場面も見られます。
ちなみにみくはソース派です。
小さい話ですけど、喧嘩ばかりだった2人が仲良くなっている様子が伺えます。
そして2人はステージ本番を迎えます。その時に「気が合わないのがこのユニットの持ち味」「だね」といった会話して笑い合います。
作詞と共同作業を通して2人の絆は確実に深まっています。
最初は中が悪く喧嘩ばかりしていたところから友情を深めるという展開はよくありますが、そういったベタな展開だからこそ心を打たれてしまいますね。
We are the friendsという曲に、「ケンカしないことが友情じゃないよね?仲直りしたときキズナは強くなる」という歌詞がありますが、これはこの2人のためにあるのではないかと考えてしまいます。
そんな2人ですが、仕事を徐々にこなしていく中でほころびが生まれます。
バンドを結成することになった夏樹と会話をした李衣菜が、バンドへの憧れからか仕事中でも上の空になってしまいます。それを見たみくは本気で心配を心配をします。
李衣菜に事情を訪ねても彼女はは本当のことを答えてはくれません。彼女もみくを心配させないように取り繕っているわけです。
みくは自分がやりたいことを押し付けて李衣菜に嫌な思いをさせているのではないかと不安になっていきます。
李衣菜はそれを否定しますが、本当のことは話さないので互いにすれ違ったままになってしまいます。
心配したプロデューサーが話し合いの場を設けようとしますが、みくはそれを断ります。
重要な話は必ず李衣菜から直々に話してくれると信じているのです。だから、プロデューサーに私達を信じてほしいと伝えます。
この2人は互いに信じ合える仲間で成長したわけです。真剣な顔で李衣菜ちゃんを信じると発言したみくの姿には感動を覚えます。
また、私達を信じてほしいという発言をされたらプロデューサー冥利に尽きるといいますか、筆者がその立場だったら泣いてしまうかもしれない。
彼女のこういった仲間思いな性格と人にやさしくできるところも魅力だと感じています。
さて、事情を察した夏樹は李衣菜と1日限りのバンドを組んでライブを行うことを提案します。
このライブにはシンデレラプロジェクトの面々を招待していてみくも観客の1人として参加しています。
ライブが始まり、ステージで歌っている李衣菜が右手を前に差し伸べみくをステージの上へと誘います。
このときの李衣菜はかなりイケメンですし、誘われて嬉しそうなみくの笑顔もとても可愛いです。最高。
次の画像を見てください。
とてもいい笑顔ですよね。このユニットをプロデュースできたらさぞ幸せだろうと想像しています。
みくは自分を曲げないよ
「みくは自分を曲げないよ」by 前川みく
このセリフについて考えてみたいと思います。
冒頭で申した通りみくは猫キャラです。彼女は猫が大好きで猫キャラのアイドルとして売りたいのです。
デレステコミュの出会いのパートで彼女は以下のような発言をしています。
「アナタのプロデュースで、ネコチャンアイドルをやらせてほしいのにゃ♪」
彼女は出会う前にも別の事務所に所属しているアイドルの卵だったのです。
ところが、その事務所に猫キャラは古いと言われまともにプロデュースをしてもらえない状況でした。
そのため、事務所を移籍し猫キャラとしてプロデュースしてもらおうとしていたわけです。
彼女の行動力はなかなか目を見張るものがあります。自分の方針と相違があるために属している組織を抜けるというのは、自分のしたいことを実現するためには合理的な手段ではありますが、
現実ではなかなかできるようなことではありません。組織を抜けた後に自分が成功できるとは限らないし悪化する可能性があり不安を抱くことが大半だと思います。
それでも彼女はどうしても猫キャラでデビューしたかったため、事務所を移籍しても猫キャラが実現できそうな選択をしたのです。
ところで、シンデレラガールズには安倍菜々というアイドルがいます。
彼女はウサミン星人です。正確には人間ですが、ウサミン星からやってきたウサミン星人というキャラ付をしているのです。みくと違ってキャラであると発言せずにあたかも本当にウサミン星人であるかのように振る舞っています。
みくは菜々をアイドルの目標に定め、またライバルとして尊敬の眼差しを向けます。一貫してウサミン星人というキャラを保ち、観客からウサミンコールを受けた時に力強くなる姿を見て、キャラ付を行いたい彼女にとってはまさに自分が目指すアイドル像そのものに写ったのでしょう。
アニメのプロダクションでは常務により、所属アイドルの方向性に大きな変革が起きようとしていました。バラエティ色を減らしアーティスト色を強化しようとしてました。
その煽りで受けて、菜々もウサミン星人というキャラを控えるよう圧を受けます。
菜々は自分のキャラを貫き通したいのですが、会社の方針に逆らう勇気もありませんでした。みくはそんな彼女の姿に不安を覚えます。会社に方針に負けずウサミン星人というキャラを貫くように説得しますが、菜々は結局決意ができずになってしまいます。
菜々がステージに向かった後のみくの発言は印象的です。
「キャラなんて、自分のやり方なんて、変えちゃうべきなのかな…」
彼女は自分のキャラを何があっても貫く、そのくらい我が強い性格なのだと思っていました。でも実は彼女は人一倍自分のやり方に自身がなかったのではないかと考えています。
デレステ時空ですが、前の事務所では猫キャラを否定されていますし、キャラ付を行うアイドルも周りには珍しい方です。彼女は割と賢いので猫キャラがニーズにそぐわないのではないかと不安を抱いていたのかもしれません。
あの猫キャラへの執着は空元気だったのではないのかとすら想像してします。彼女にとってウサミン星人という突飛なキャラで活躍している菜々は心強い味方で心の拠り所だったのでしょう。
でも菜々が自分のキャラを捨ててしてしまおうとしたら彼女にとては拠り所を失ってしまいかねないので、彼女はウサミン星人がいなくなってしまうことに必死に抵抗していたのでしょう。
さて、菜々は結局ステージ上でキャラを出せずに"安倍菜々"としてイベントを進行しようとしていました。菜々にとっても本意ではないですが仕方ないと諦めていました。
そこにみくが現れたった1人でウサミンコールを始めます。あのイベントがどのような形式を取っていたかはアニメのシーンからは分かりませんが、少なくとも現実の世界では迷惑行為になりかねないし退場させられるかもしれないのです。
ただ、そこまでしても彼女は菜々にウサミン星人でいてほしかったのです。彼女はキャラ付に対する憧れを捨てられなかった、そして菜々にもキャラを持ったままでいてほしかったのです。
たった1人で力強くコールをする彼女の姿は涙なしには見られません。
みくのコールを受け、菜々はウサミン星人になることを決意しウサミン星人としてステージに再び返り咲きます。イベントは大成功です。
この後のシーンでみくはこのように発言しています。
「みくは自分を曲げないよ」
彼女には一本の強靭な芯が通っています。猫キャラでデビューしたいという思いを強く持ち、いつだって猫キャラを保とうと努力してきました。ときには折れそうになったときも、自分がしっかり見据えた目標を思い出し立ち直った。
筆者は彼女が持つ強い芯に一番魅力を感じています。
おわりに
さて、前川みくの以下の3つの魅力を語りました。
- アイドルに対する憧れとプロ意識
- アスタリスクで見せる友情
- みくは自分を曲げないよ
これでみくの魅力が少しでも多くの人に伝わってほしいと思います。
読んでいただいてありがとうございました。